恋人ができたんだ
題とは裏腹に最近は恋愛のれの字もない
バイトバイトバイト
バイトしてる時が一番楽しい
そんな私も過去に恋愛はたくさんしてきて
最近その恋愛してきた人たちが
続々と結婚していること
好きだった人みんな30だからね
わかるよ結婚するのは
でもやっぱり昔好きだった人の
結婚ってショックだし
悲しい
だからたくさん泣いた
それが人間でしょ
人間臭く生きてるよ
そんな私も去年久々に大恋愛してた
見事に振られたけど
彼、M君とは友達伝で仲良くなって
酔ってその日にはキスしてた
連絡先交換して帰って
一週間ラインしてたら
「明日友達とダーツするけどくる？」
って連絡きて
「いく！！！！！！！！！」
ってなった。
（ここわりと今の地獄の始まり）
そしてダーツしようって4人でなったけど
空いてなくてその友達の家へ
その時ちょうど女の子の日で
薬飲んでたからお酒飲んでなかったんだけど
ゲームで負けてウイスキーショット飲んだら
記憶がない
翌朝BUMPのライブのために一人早く帰って
M君に念のため私何かした？
って聞いたら
まあいろいろしてました
そこからなんか意識しちゃって
多分キスした時から意識してたなあ
まあ次の日お互いお詫びということで
ショッピングモールに行って
楽しくデート？して帰った
その翌週またダーツ行こうってなって
ダーツ行って終電逃して
始発待ってる間二人で散歩して
ホテル見つけたの
そしたらこの近辺にホテルどれだけあるか
なんてことを始めて
四軒あったねなんて話した
それで四軒目でこれが最後だねって
言って何故か、何故か入室してた
でも入室してた、やらないって約束して
でもその時もう好きだったから
なにもするつもりなかったけど
ベッドの上でM君が抱きついてきて
なにもしないからって言いながら
ずっと抱きしめられてた
すごく幸せだった
好きな人が私に抱きついてる
後ろからかかる吐息も
全身の温もりも
その時ほど幸せなことはなくて
今考えてもまだときめく
そんな雰囲気になって
やらないって約束なんか
なかったことになって
恥ずかしさの中セックスをした
半年ぶりにしたから
仕方もなにも覚えてなくて
言われた通りにしてたけど
私で勃起してくれてることが嬉しくて
私を求めてくれてることが幸せで
ずっとこの時間が続けばいいなあ
なんて思いながら
アホみたいにセックスして
眠った
お互い起きて気まずいかなって思ったら
また抱きしめられて二回戦したよ
そのままM君の服着て
二人で遊びに行ったんだ
翌週また終電逃して
二人で夜中街中を鬼ごっこしたり
逆立ちしたり
高いところ登ったり
そんなことして始発待ってたら
脚が疲れて
また行こうってなった
次は本当になにもしない
そう約束して。
でも隣で好きな人が寝息を立てて
スースー眠ってる
無意識に抱きしめてくる
わたしが抱きしめ返すと
相手もギュッとしてくれる
「好きだから付き合ってよ」
そんな言葉なんか虚しく消え去って
セックスした
わたし頭悪いから
必要としてくれることが嬉しくて
求めてくれることが幸せで
それに応えたら付き合ってくれるかなって
馬鹿だから思っちゃったんだ
そんなわけないのにね
都合のいい女以外なにもない
それでもどうやったら好きになってくれるか
どうやったら付き合えるか
そんなこと考えてもわからなくて
とりあえず好きって伝えよう
そう思って12月１日、伝えたんだ
「わたしのこと好きじゃないのは
わかってる
だけどこのままだと
わたしは期待しちゃうから
お願いだからちゃんと
ちゃんと振って欲しい」
そんなお願いをしたんだよ
そしたら
「わかった
俺は君とは付き合えないよ
ごめんね」
って言われて
ああわたしの恋愛終わった
と思って泣きながら帰った
すごく好きだった
何もかもが
顔も声も性格も
少しナルシストなところも
運転の横顔がかっこいいところも
夜甘えてくるところも
私が馬鹿であればあるほど
かまってくれるところも
全部、全部大好きだった。
でも振られちゃったから
その日は泣き疲れて眠った
起きて夢じゃないかなって
思ったけど現実で
なんだか悲しくて仕方なかった
それでもわたしはあの時
本当に恋愛していたし
本気で好きだったから
この恋は無駄じゃないし
今もまだ忘れられないから
次に行けないし
きっとこれから先この恋愛を
あのセックスを
忘れることはないんだよ
こんなことがあっても生きてるよ
なんとか生きてるよ
みんなも自分より愛せる誰かを見つけて
その人にありったけの愛情を
注いでいけるような
そんな人に出会えるよ
恋愛って苦しいけど楽しいから
これから先も恋愛するんだろうな
しばらくはお休みでいいけどさ
そんな私の御伽話のような
昔話でした
おしまい
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